多言語化への想い/手話通訳

多言語化への思い

様々な国の、様々な状況の人と一緒に働く中で感じることがある。
「障害」とは、自分と、自分の置かれた環境のはざまに起こる出来事。
言葉が通じない国に行って感じる不自由さや、自分を表現できない苦しさや孤独。
それは障害と近しいものかもしれない。
多様な人が一緒にまじりあい存在することで、障害は障害ではなく、ただの個性の一つになり得る。様々な国の言葉と同じように、手話通訳があったりバリアフリー字幕が存在して、それぞれが一番心地よい状態で作品と出会えるように・・・

 

手話通訳

古河 美猫 

日本ろう者劇団を経て劇団とらんぷ入団、多くの演目に出演。30年の節目にそれぞれの道を歩むため解散。現在は盲ろう者向け通訳介助の仕事を通して、弱視手話や触手話で文化・芸能を一緒に楽しむ方法を研究中。


 那須 映里

1995年生まれ。デフファミリー。デンマークにあるFrontrunnersに留学し、ろう者のリーダーシップについて学ぶ。帰国後は、NHK「みんなの手話」出演、国際手話通訳、手話表現者、手話エンターテイナーとして活動中。


那須 英彰

1967年山形生まれ。幼い頃から映画と演劇に興味を持つ。青森と東京のろう者劇団で15年間活動し、現在はNHK「手話ニュース845」(毎週金曜日20時45分~21時)に出演する傍ら全国各地で講演、一人芝居など活動中。


野崎 誠

富山県出身。2002年、米内山明宏氏、砂田アトム氏の出会いで、ろう演劇の道を志す。手話狂言を初め、様々なジャンルの舞台やTV番組、映画の経験を積む。2005年、ろう児たちの明るい未来を願うために、「しゅわえもん」を設立し、現在NPO法人しゅわえもん代表、お笑い集団男組として活動している。

 

今回の手話について

オリンピック閉会式、パラリンピック開閉会式で注目された「ろう通訳」の方法を用い、今回は年代の異なる4名のろう者が担当します。演劇経験を持つろう者が表現する豊かな手話とのコラボレーションをお楽しみください。

 

サインネーム

主な登場人物の名前などの固有名詞は、本作品のために考案した手話表現です。手話の世界では、その人の特徴などを捉えた表現をサインネームとして使っています。

 








TA-netの活動

「みんなで一緒に舞台を楽しもう!」を合言葉に、聴覚障害を持つ当事者が主体となり、演劇好きな人、演劇関係者とともに観劇支援を推進する活動を2012年より展開。アクセシビリティ公演情報サイトを運営中。さまざまなアクセシビリティ情報を紹介した無料メルマガを月4回発行中。 さまざまなテーマを取り上げた定例会を毎月第2金曜にオンラインで開催、どなたでもご参加いただけます。観劇サポートに関する相談を幅広く対応中。

観劇サポートに関する講演を文化芸術関係団体や劇場と連携し、各地で開催。2018年より全国各地で舞台手話通訳37名を養成、各地の演劇公演において実践中。

コロナ禍によって急増したオンライン配信における手話通訳のコーディネートを通して、よりよい情報保障のあり方を研究中。

 

特定非営利活動法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク
Theatre Accessibility network
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