体験レポート(仙台から)

最初人前に出るのが嫌だと思っていた自分が演劇に出会えた事で自分の変化に気付く切っ掛けになり今では楽しくて、無くてはならない私の居場所になっている。

大場 幸雄


これまで舞台作りは、当然のことながら、人と人とが直接会って、話して、ふれ合いながら進めてきた。そして、目の前の観客と共に仕上げてきた。

それが困難な状況で、今回のプロジェクトが始まり、何をどこからどうしたものかと各々が悩み戸惑いながら、リモートミーティングを重ね、手探りで進みながら、今日まで仲間と頑張ってきた。新たな繋がり方で作り上げる舞台。改めて、舞台作りの可能性の豊かさを実感している。このプロジェクトの成功はきっと始まりである。次には何が待っているのか、楽しみで仕方ない。

きよみ


 

今回は諸事情で役者としてではなく、裏方としての参加になった。

コロナ禍で演劇の開催の困難な状況をみんなで話し合いアイデアを出し合って活動を続けることが出来た。絆はより強いものになっている。演劇の活動は障がい者・健常者の壁を取り払い関係を築いていく。地域をも活性化させている。福祉と文化が交わることで色んな人が繋がりよい空間が出来上がる。

可能性は無限に広がっている。劇団は私にとって地域にとって宝物になっている。来年こそは一緒に舞台に立ちたいね。

佐々木 禎史


 

ずっと自分の身体を置き去りにしてきた感があるので、声を出したり動かしたりすることで注意深く身体を意識してみたい。まだ表現されていない感情は、決して無くなっているのではなく、どこかに閉じ込められて表現されるのを待っているようだ。ものには輪郭とか境界線があって、それぞれ名前がついていたりするが、そこに閉じ込められてとても苦しかったりもする。それをぼやかしたり入れ替えたり揺さぶったり、ちがう名前で呼んでみたり、言葉や声や音や色やカタチやいろんな要素をごちゃごちゃ使って、一回限りの臨場感を創り出す実験はおもしろい。そこからまったく新しいカタチが見えたり、何かが開いていけば、と思う。

さんぺい


 

演劇に関わるきっかけとなったのは、ぴあそらのメンバーや地域の方たちとの出会いだった。

私は、花火が好きで花火業界に身を置いていた時もあり、現在は、繁忙期の打ち上げを手伝っている花火師の一人である。花火も日本の文化の一つであり、演劇も文化であるという共通点から、演劇に携わっているとも言える。

一人では出来ない事でもみんなが支え、繋がり合えば難も成し遂げられる思いがある。そして、心の中の眠っているものがエネルギーとなり放出される。

「私は独りではない」と教えてくれる。それが私の力となっている。

孝弘


 

公演地のひとつとして仙台も加われた事は、とてもとても嬉しかった!

各公演地域の仲間の心と体が、自分の何かと闘いたい、何かを表現したい、伝えたい、と発していると感じたので、私もそのエネルギーを受け取ってみる。

アルテ・エ・サルーテ劇団の皆さんとの舞台上での共演、全地域出演者さん方や関係者さん方との交流も、ぜひ機会を望みたい。

そんな私は今回も『「日本一やさしい劇団」by劇団ピアそら!』の看板を背負い、持ち込んで、たまに取っ払って、新しい道をひらいていく日々。

まゆこ


 

『自分に制限を与えることなく解放する。』

演劇の魅力の一つである。

実際の日常では、自分の立場や役割を全うするために、少なからず縛りがある。

しかし、演劇は役を思う存分表現することができる。それがきっかけとなり本来の自分の姿も、より解放され輝きを増してゆく。役者も裏方も、その瞬間を精一杯生きる。そんな素敵な魅力と出会ってからは、いつの間にか私のライフワークの一つとなっている。

今回「マラー/サド」を演じる役者達も、そのような時を過ごすことで、きっと新しい自分との出会いがあることだろう。私は皆様と、その大切な時間を心身に刻みたい。

共に輝こう。

山田 愛子


 

«なりたい自分への第1歩»

人の心には表裏一体の感情が存在する。それは羨望と嫉妬。自分と同じ世界に生まれて、どうしてここまで違うのか、同じ人間なのに、同じ性別なのにと、そう思い出したら簡単に止まることは難しくなる。そして時には、なんで自分が、どうしてを繰り返しても答えが出ないこともある。

その全てを打ち破る答えが演劇だ

この世界の中では性別も、年齢も、しょうがいの有無も、マイノリティも関係ない。

どんな姿にだって変わることが出来る、そしてそれは自分らしく生きるための第1歩へと繋がる。

様々な人を演じる中で憧れを抱き、理想や目標にしてなりたい自分になる、それが私にとっての演劇である。

ゆめ


 
太白だんだん パンフレット


 

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